水分補給と笑うダチョウ

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デジタルタトゥー

デジタルタトゥーという言葉がありますね、インターネット上に残したものは一生消えないという意味で使われています。

バカッターなどが印象的でしょう。ツイッター上で炎上した人物は多くの人から追われることとなります。

ツイートを消しても魚拓を取られ、アカウントを消して別の人物(アカウント)になっても追跡されることになります。

だからこそのデジタルタトゥーというのでしょう。

タトゥーは描いてしまえばなかなか消すことはできません、一生の付き合いとなるものです。

彫り物というものに悪いイメージを抱いている日本人らしい表現とも言えます。

 

自分はインターネットほど存在に希薄なものはないと思っています。

 

 

インターネットには様々なメディアがあふれています。

ホームページや記事、動画、音楽、写真、生配信、ラジオ、画像、チャット

これらは消そうと思えばすぐに消すことができるのです。

タトゥーを描こうとしているのは投稿した本人ではなく、残そうとした他人だと私は思っています。

 

記憶に新しいのがYahoo!ブログの閉鎖、これによって多くの記録が見れなくなりました。

Youtuberは引退して動画を削除すれば今までの活動の記録を消すことができます。

ファンの人がまとめた動画や紹介記事は残るでしょうが、それを裏付けるものは何もないのです。

 

私は趣味で裏垢(エロ垢)を監視しています。

基本的に裏垢はツイッター運営的には褒められたものではないのでアカウントが凍結や削除されることなどざらです。また、裏垢をやっているかたは心を病みやすい方も多く、自分から消えていく方もいます。

最多で800人以上見ていますが、総数は日々減ったり増えたりを繰り返しています。

 

彼女らは自分の裸体をインターネットの海に流すというまさに「デジタルタトゥー」的な行為をしています

しかし彼女らが消えてしまえばその裸をもう一度見ることはなかなかできません。

 

出会い系サイトのサクラ画像として出会うことはありますが、それは10000人以上のフォロワーを獲得した裏垢の人だけです。それ以下のほそぼそとやっていた方はもう二度と見つけることができません。

 

あのFカップの女性は、全裸に納豆を塗りたくって露出徘徊していた彼女は、自分からお金を出して処女を捨てようとしていたあの人はもう文面さえ見えません。

 

裏垢に怪文書を送り続けている方がいました。脈絡のない文章と雑なコラージュ画像で会話を繰り広げる彼と自分は数度インターネット上で会話を交わしました。

しかし自分がアカウントを凍結され、別垢に切り替えた時から彼との交流は消えました。

 

そもそも読み方もわからない感じと変換の仕方がわからないひらがなで構成された彼の名前は検索できず、アカウントIDはそもそも覚えていません。

 

海の波に飲まれて消えたものはもう二度と出会うことはできません、亀は持ってきてくれないし結婚指輪は深海の底で死体と腐っていきます。

 

彼はインターネットの海に女性の裸とともに消えていきました、私は探そうとも思いません。

 

自分で描こうと思ったタトゥーは水性インクで書かれています